ここ数日で、あの名作漫画を読み返してみました。

職場の後輩が何故か突然、バスケット漫画の金字塔「スラムダンク」を全巻持って来たので、仕事の前後や休憩時間で、読み返しました。

過去にも何回も何回も読んで、ほとんど暗記しているのですが、また読み返してしまいました。

 

現役でバスケットをしていた、小中学校時代に読んだ時とは、また違う感想や感動、ツッコミがありました。

 

昔、感動して泣いてしまったシーンといえば、ラストのラストで桜木花道と流川楓がハイタッチをするシーンです。

ベタですが。

今は、塾講師という立場から、視点が変わったのでしょうか、違うシーンでも泣けました。不良グル―プが湘北高校バスケ部を潰しにくるシーンです。「不良たちVSケンカの強いバスケ部員」の戦いが起ります。

 

そして、不良たちにやられてしまいそうなバスケ部を助けるため、体育館に現れた桜木軍団が代わりに戦います。桜木軍団の活躍でケンカが終わりかけた時、不良グループのトップ・三井寿が実はバスケ部員であることが発覚し、ちょっとウルウルっと来てしまいました。

 

バスケ部監督の安西先生が現れ、「安西先生・・・バスケが、バスケがしたいです。」と泣き崩れる三井を見て、「わかるよ、その気持ち!!」と涙があふれてきました。

 

しかし湘北高校教師陣に対し、なんとか誤魔化したいバスケ部ですが、何も思い浮かばないでいると、全てを察知した桜木軍団の水戸洋平が「三井君が俺たちのグループを抜けてバスケ部に戻るなんて言うから、ちょっと頭来て、やっちまいました。バスケ部も三井君も。」と、罪を被ろうとします。そこでダーっと泣けてしましました。

 

更に洋平の発言の意味を理解した他の桜木軍団のメンバーも、話を合わせ「そうなんです。」「実は俺たちが。」と一緒に罪を被ろうとし、更に涙があふれてきました。

 

敵対する不良グル―プの番格・堀田に対しても「な!堀田先輩!」「堀田番長!!」「堀田大統領!!!」と、察しろよ!と言わんばかりにプレッシャーをかけ、最後には堀田も「そ。そうです。俺たちがやりました。」と罪を被り停学処分を受けます。

 

「なんて仲間思いなヤツらなんだ!最近の子どもたちに、こんなアツイやつらは居ないよ」ともう涙が止まりませんでした。

 

しかし、ツッコミ所にも気が付きました。

三井が1年生の時、膝の怪我で入退院を繰り返しバスケから遠ざかりますが、副キャプテンの木暮は「俺が三井について知っているのはここまでだ」と発言します。

 

ん!?ちょっと待ってよ木暮君!

三井がバスケ部の練習に来なかったのはわかる。でも、学校に来なかったワケじゃないよね!?だって、1年生の時から3年生になるまで、ず~っと学校に来なければ、出席日数の関係で留年するよ!

ちゃんと来てたんでしょ!?気付かなかったの!?三井の身長は184cmだよ。君は178cmで、君より大きいのよ。

桜木・流川とほとんど変わらない身長なのに、その人に気付かない?ありえない!そして、安西先生!!「諦めたら、そこで試合終了だよ」の名言を残しといて、何で三井がグレたのをほったらかしにしといたんですか!?アナタを慕って湘北高校に入学してきた三井なのに。三井を更生させることを諦めたのは、アナタです!!それでも教育者ですか!?とツッコミ所も満載でした。

 

でも、何回読んでも、やはり名作は名作でした。